■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
ふぉっくす紺子スレ 二匹目

188 :Socket774:2007/01/31(水) 23:19:51 ID:ZXg8Q+M6
人里から少しはなれた山の中に、「紺子」というきつねがいました。

紺子は、ひとりぼっちの小ぎつねで、しだのいっぱいしげった森の中に、あなをほって住んでいました。
そして、夜でも昼でも、辺りのスレへ出てきて、いたずらばかりしていました。

〜中略〜

兵十はかけよってきました。うちの中を見ると、土間に栗が固めて置いてあるのが、目につきました。

「おや。」
と、兵十はびっくりして、紺子に目を落としました。

「紺子、おまえだったのか、いつも、栗をくれたのは。」
紺子は、ぐったりと目をつぶったまま、うなずきました。

 兵十は、火縄銃をばたりと取り落としました。青いけむりが、まだつつ口から細く出ていました。

187KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2005-06-05